株式投資を行う以上、やはりその銘柄(会社)の内容を知ることは基本です。その会社の内容を、もっとも手軽に素早く知ることができるのが『四季報』なのです。
その会社が主になにを業務としているのか、財務内容はどうなっているのか、今後の見通しなど、様々なデータをかなり詳しく知ることができます。この会社のデータブック的な存在である『四季報」を、手元に置き使いこなして下さい。
『四季報』には東洋経済と日経が出版しています、東洋経済の方が歴史もあり、いいと思います。1年間に3 月、6月、9月、1 2月と4 回発行されるので、必ず最新の四季報を見てください。
『四季報』には、大きさの違う、通常版と机上版があります。私は大きくて見やすい机上版を使っています。使いやすい方を買うといいと思います。
そして『四季報』には CD ROM 版という、パソコンで見る『四季報』もあります。内容も発行される時期も、本の『四季報」と同じです。しかしパソコンを使うということは、特徴として検索性が優れています。
例えば、「資本金がいくら以上で、株主資本比率が何%以上で、有利子負債がいくら以下」といった条件で検索をかけると、それに該当する銘柄がリストアップされます。こうした検索条件は、かなり複雑で細かい設定ができます。
また『四季報』に書いてある文章も検索をかけることができます。単語があれば、その銘柄をリストアップしてくれます。
そういった検索する機 能については、本の『四季報』と比較CD ROM版は優れていて、CD一ROM 版の最大の特徴で、かなり便利な機能です。しかし、ぱっと見てすぐに内容を把慢する点では、やはり本のほうが優れていると思います。例えば、ある業種を調べていて、その業種にかかわる銘柄を次々と見ていくような作業は、やはり本が優れていると思います。CD ROM 版は価格が5,880 円とかなり割高です。
それぞれ長短があって、どちらがいいとは一概には言えませんが、使いやすい方を選ぶといいと思います。