株を売る時の心得
株を売却するのは、「売り千人力」と言われるくらい、非常にむずかししものです。欲張らないこと」これが一番です。「頭としっぽは猫に食わせろ 」といったことわざもあるぐらいですからね。素早く欲張らずに、思い切って決断するのがコツと言えます。
株を売るタイミング
目標値に近づいたら、なお一層動きに注意しましょう。基本的には、設定した売りの目標値が来たら思い切って売却して下さい。初心者の内は、売りの目標を厳守して、確実に利益を得られるような投資を行うことをおすすめします。投資の判断に慣れて、堅実に利益を出せるようになれば、売りの目標値が来た 時点で、市場の地合いと経済情勢がよく、値上がりする可能性があるのであれば、 運用ルールの目標値を高くして利益拡大をねらっても良いかもしれません。
上昇基調で利益拡大をねらう手法 ロスケールダウン・ピラミティング
スケールダウン・ピラミテイングとは、株価が上がって運用ルールで決めた売値目標を達成した後、さらに利益拡大を狙う手法です。上昇相場の中で威力を発揮します。ある銘柄を 20株買い、株価が利食いの目標値に達したとき、本来ならここで売ります。しかし、さらに上昇が見込める場合10株買います。 運用ルールを高く設定し直し、さらに次の目標も達成した時、まだ上昇基調が強ければ、次は5 株を買います。このように、持ち株数を増やしていく手法です。この手法は追加購入量を減らすのがポイントです。理由は、株価が上昇した分、上昇基調が終わりに近づいているからです。このときロスカットの目標も 同時に引き上げることが重要です。
このようにしておけば、リスクが最小限に抑えることができます。