投資信託はその殆どが元本割れなのか?
投資信託の実績の悪さは、ファンドを運用しているファンドマネージャーの分析のミス、銘柄選びの悪さが最も大きな原因と考えられます。実は、投資信託は、短期投資であるという点が問題です。ファンドマネージャーは年に4回、四半期ごとに成績を査定されるため、その度毎に運用成績を評価されます。このとき、彼らはTOPIXなどを基準として、良し悪しを評価されますので、どうしてもTOPIXの構成と似た銘柄を組み入れることになってしまいます。加えて、ファンドマネージャー同士の銘柄選びが似ているという点も挙げられます。時価総額の大きい投資信託の保有銘柄を一度見てみてください。すぐに分かりますが、投資信託や年金の運用者は市場の人気株は必ず組み入れています。他のファンドが組み入れたものは必ず入れておかないと、取り残されると考えるからです。それに、企業に投資するからには、それなりの理由付けが必要になることもあるでしょう。出資者から投資先について質問があった場合、ちゃんとした理由が言えないと困ってしまうのです。そういったことからも突拍子もない銘柄を組みいらえないという事もあります。更に、コストの問題もあります。投資信託の手数料は、ファンド維持のための手数料が2%~3%と高いものが多く、その分だけ確実にリターンが悪くなります。ファンド維持の手数料といっても、証券会社の利益と、ファンドマネージャーの高額報酬が殆どです。また、ファンドマネージャーを少しだけ弁護すると、投資信託では、「アナリストのカバーしている銘柄しか投資できない」「時価総額の小さい銘柄には投資できない」など、ハンディキャップが多いという事があります。
以上が、投資信託の運用成績が悪い理由です。ですので、株に成功したいのであれば、投資信託などには投資しないでください。