たとえば、100万円を毎月10%の利回りで運用するとしたら、1年後にはいくらになっているでしょうか?複利で運用をすると3倍になっています。それでは、次の2年目はどうなるでしょうか?同じように、毎月10%の利回りで運用を行えば、2年後には、元金100万円が1000万円になることになります。
その「複利の力」こそ、株式投資で億万長者になるための最も重要な要素であるのです。同じ内容を何度も書くのも、株式投資の「キモ」にあたる部分なので、しっかり覚えてほしいからなのです。今の時点で、既にある程度の資金をお持ちの方、すぐにでも実践的な株式投資に入ることができます。資産を増やすための株式投資法としては、いろいろありますが、過去、抜群の実績をのこしている投資法があります。
それは、バリュー投資といい、わかりやすく言うと「定価以下のものを買う」という考え方の投資法です。この割安株投資こそ、貴方を富裕層へ導いてくれる「億万長者への投資法」といえます。実際に、過去も現在も、株式投資で、億万長者になった人の多くは、割安株通しの実践者です。例えば、世界No,2の億万長者ウォーレン・バフェット、マゼランファンドのファンドマネージャーである、ピーター・リンチなどはバリュー投資の実践者です。彼らは、株取市場がIT企業の出現1年で株価、数十倍といった銘柄が出現してもその派手な動きに惑わされることなく、何年も地道にバリュー投資を実践し続けたことで、歴史に名前を残す運用成績を残したのです。
バリュー投資の考え方は、非常に簡単なものです。難しい理論は必要ありません。ある程度の種銭と、やり方さえしれば、大方の人が市場平均よりも高いパフォーマンスを出せるかもしれません。又、デイトレードでないので1日中パソコンの画面に向かい、神経をすりへらしながら、1%のさや抜きや、1ティック、2ティックを抜くような作業を何度も繰り返す必要もありません。
バリュー投資家がすることは、簡単です。1日1時間ほど、インターネットで株価をチェックすれば、十分です。株価のチェックは1週間に1回くらいの頻度でチェックします。株価チェックというよりも、みしろ投資先の銘柄情報をチェックできます。なにか変ったことなどないか、ということを見ます。この単純な作業の繰り返しを何年もつづけたことでものすごいパフォーマンスを得ることができています。