現預金に着目した銘柄選び、言い換えれば、キャッシュリッチ企業への投資というのがあります。最近、良く耳にする言葉でとおもいます。キャッシュリッチ企業への投資も割安株投資ジャンルといえます。キャッシュリッチ企業とは、会社がもっている現預金のほうが、その会社総資産より多い会社を指しています。普通に考えれば、そんな会社は、存在していなさそうですが、実際にさがせば幾つかあるのです。
キャッシュリッチ企業へ投資する場合、キャッシュリッチ指数を出し、その数値が高ければキャッシュリッチで割安と判断できます。
算出式を見れば分かりますが、キャッシュリッチ指数が、1より高ければ、その企業は文句なしに買いです。
なぜなら、時価総額よりも、所有金額の方が多いということは、その時点で倒産しても、投資家には全く損失がないということになるからです。むしろ、今すぐに倒産したほうがが儲かるかもしれません。
キャッシュリッチ指数=(現金―負債)÷ 時価総額
現預金には、預貯金や投資有価証券、売掛債権など全て含めます。
現金化できそうな資産は全て現預金の中に含めて考えていいのです。
負債は、銀行からの借入金などが代表的です。
これらの指数は、その企業の決済書をみれば、すぐにわかります。
現在では、ホームページからも決済書は見ることはできますので、一度確認してみましょう。
この現預金に着目した投資は、割安株以上に儲けが大きいのですが、他の投資家たちがその銘柄に気づかないと、何年も株価が低い状態のまま、ほったらかしになることもあります。
長期間、資金を寝かしてしまうリスクがあります。
キャッシュリッチ企業への投資は、そのリスクを覚悟で行ってください。株価があがるまで3~57年かかることもザラですが、その後はテンバンガ―へなる確率は高いでしょう。
因みに、この投資法は、キャッシュリッチであるy¥というだけで、既に割安であるので、独立した、銘柄選別法であると認識してください。
当たればでかいですが、資金を寝かすリスクもある点を忘れないでください。