- 大手ではなく、小さくもなく、中堅クラス大手証券会社の系列会社でないこと
- 売買に電話注文ができること
- 担当営業マンがいること。以上が条件です。
わざわざ中堅クラスの証券会社を選ぶのか、不思議に思われるでしょう。そこにリスクを減らすヒミツがあります。小さい証券会社を選択しないのは、理由を言わなくてもわかると思います。 大切な財産を預けるので、倒産などの危険を避けるためです。ではなぜ大手を選ばないのか、そして大手の系列を選ばないのか、それは「組織を利用した売買」に巻き込まれないためです。
組織を利用した売買とは、どんなものだと思いますか、例えば大手証券会社が200円で大量に買い付けてある株が、現400円程度になっていたとします。その株を今月の推奨銘柄として取り上げ、目標は500円として般の顧客に奨める一方で、配下の系列会社を何社かを使って裏から、400円から450 円までに売り抜けるのです。推奨銘柄として一般の顧客に奨めるので、株価が上がります。その一方で、配下の会社がその株を売るのです。そうすると株価は下がります。目標の500円も行かずに手前の470から480円程から下がってしまいます。一般の顧客は500円まで行くものと考えていますから、売らずに持っていますよね。そして買値より下がってしまう場合も出てくるのです。こうしたカラクリで行われるのが組織を利用した売買の例です。昔は特にこうした売買が横行していました。今でも形を変え同じことが行われていると考えておいたほうがいいでしょう。中堅クラスでも大なり小なりあるのかもしれませんが、規模が小さい上に、別の会社に手を回すこともやりにくいですから大手よりも、こういった売買に巻き込まれる可能性が少ない訳です。
こういったことは、従来型証券会社、ネット証券会社でも基本的には同じです。証券会社の選び方一つで、あなたのリスクを減らすことができますので憶えておいて下さい。